マダイ/真鯛
Red seabream
鯛は慶祝事には欠かせない食材で、元禄10年(1697)の『本朝食鑑』の時代から「我が国の鱗中(ぎょるい)の長である」
と記されているそうです。
文化的に見ても、これほど日本人の感性と深く関わっている魚は他にいないのではないでしょうか。
折るにあたってもピンと張った大きなひれに堂々とした顔つき、そして鱗の質感……非常に魅力のあるモチーフでした。