子供のころ、一枚の紙が折るだけで自在に変化していくことに魅了されました。

同時に、生き物や自然が大好きでした。

 

そして大学時代は折り紙はせずに、生き物探しに夢中でした。

毒蛇のハブやコブラを掴んだり、座礁したクジラを見に行ったり、

死体を煮て骨格標本を作ったり、そんなことばかりしていました。

 

いま、好きな生き物を折り紙で折ってみたらどんな形ができるのだろうか？

そう思ったのが今の創作のきっかけです。

 

切り込みを入れない１枚の正方形の紙で折るという制約は、子供のころに親しんだ「折り紙」がそうだったからです。そして自分にはその制約が合っているらしく、この制約があるからこそかえって紙の風合いが生きてくるような気がしています。どうやったら折りたい形が折れるのか、色々考えて試行錯誤する作業は大変ですがワクワクすることでもあります。

 

「折り紙」で生き生きとした生き物たちを自由に折り出したい

―そんな願いを込めてこのホームページは「折り紙博物画」と名付けました。